この記事を読まれているあなたは働いている会社を辞める気があるか、もしくは社会人としてのマナーを学ぼうとしている人ですね。
嫌な思いをして退職する方もいると思いますが、あなたも立派な社会人です。
最後まで礼儀正しく振舞えるようにしておきましょう。
何を話せばいいのかわからない
職場でお世話になった上司や同僚に向けて何を話したらいいのか分からないと悩む人は多いのではないでしょうか?
人間関係が悪くなった会社では会話すらなくなっていることもあるでしょうが、一般的に礼儀としてのあいさつは身に付けておきましょう。
心に残る退職の挨拶のポイント
退職の挨拶はお世話になった会社への感謝の気持ちを示し、お互いが気持ち良く別れを迎えられるためにあります。
ですので退職の挨拶はその場で考えて伝えるのではなく、マナーとポイントを押さえて事前に準備しましょう。
退職の理由は人それぞれですが、自分のためにも相手を不快にさせないためにもポジティブな内容を心がけてください。
退職のあいさつが必要な時
- 最終出社日の出勤時、全体あいさつ
- 最終出社日の退勤時、全体あいさつ
- 1人1人にあいさつ
- 送別会でのあいさつ
退職のあいさつが必要なタイミングは会社によって様々だと思いますが、主に以上の4つですので、その時に合った内容を考えておきましょう。
在職中に心に残っているエピソードを交える
在職中にお世話になった人や部署内で挨拶をする場合は、心に残っているエピソードを交えると思いが伝わりやすくなります。
お世話になった上司や同僚からかけてもらった言葉などを交えるとより伝わりやすいでしょう。
例「入社初日に施設を案内してもらい先輩のAさんから「分からないことがあれば何でも聞いてね」と優しく対応してくれました」
また、在職中に学んだ内容や得た経験を具体的に語るのも、社員が会社の良さを再認識できます。
例「夏祭りでは頭を悩ませながら企画してきましたが、そのおかげでご利用者さんが笑顔になってくれました。皆さんが一緒になって助けてくれて感謝しています」
会社の発展や社員の活躍を祈る言葉を最後に添える
あいさつの最後には、「お世話になった会社(皆様)の今後の益々のご活躍をお祈り申し上げます」と伝えることで印象が良くなり、お互いに気持ちよく挨拶の場を終えられるでしょう。
退職のあいさつで気をつけたい3つの注意点
- 具体的な退職理由に触れない
- 転職先について触れない
- ネガティブな内容に触れない
具体的な退職理由には触れない
不要な誤解やトラブルなどを避けるためにも、具体的な退職理由を伝える必要はありません。退職理由を聞かれた場合は、「一身上の都合」と伝えれば問題ありません。
転職先について触れる必要はない
退職の挨拶で、転職先の話はしないようにしましょう。
転職先を聞かれた場合は、「落ち着いたらこちらからご連絡します。」と話せば、角が立たずに伝えられます。
ネガティブな内容は避ける
職場に対しての不満があって辞める場合でも、愚痴や批判的な内容を口に出すのは避けましょう。
雰囲気が悪くなるだけでなく、会社を批判した上で退職した場合、業界内やクライアントの間で悪い噂が広まる場合もあります。
転職先の仕事にもマイナスな影響を与える可能性もあるため、あくまで感謝の気持ちだけを伝えましょう。
1人1人へのあいさつで気を付ける点
上司に対しては何か相談事をしたりミスをした時に対応してもらったエピソードなどを話すと喜んでもらえます。
同僚など親しい相手に対しては形式などを気にせず想いのままに伝えても問題ありません。
お世話になったエピソードを交えながらポジティブな内容で個別に感謝の気持ちを伝えましょう。ただし退職理由や転職先の情報などは触れず、今後の関係に悪影響を与えないように心がけてください。
まとめ
退職のあいさつは感謝の気持ちを伝えることで、最後に日頃の不満を吐き出す場ではありません。
在職中に起きた具体的なエピソードをまじえポジティブな内容で締めくくりましょう。
退職をしても、上司や同僚との関係が切れるわけではありません。
介護業界は広いようでかなり狭い世界です。
お互いが気持ちよく退職日を迎えれるようにしましょう。
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